暇つぶし日記

特にないね。思ったこと書きたいことを書くだけ。自己満足。

留学の話 第二話 「出発」

2017年10月7日

ぼくは、日本を飛び立った。スマホはもう解約済みなので、フリーWi-Fiがない限り誰とも連絡は取れない。東京駅に着き少しの休息を兼ねてスタバに行ってWi-Fiを使うとたくさんの人から頑張ってねっていうLINEが届いていた。正直、普通に涙が出た。たくさんの人としばらく会えなくて、先輩たちはそのまま卒業。色々なものを犠牲にして行くのだから、自分も精一杯楽しんでやろう。そんな決意をして羽田空港から飛び立った。時間にして約13時間という長時間フライト。いや、もうほんとに早速心が折れかけた。

飛行機長すぎ、、、。暇すぎ、、、。一睡も出来なくて映画6本くらい見た。飛行機の中で途中4回くらいもうこのまま降ろしてくれんかなぁ。一回休憩したいなぁ。なんて気持ちを抱いた。

 

そして、ようやくトロントのピアソン国際空港に到着した。地球の歩き方「カナダ」を片手に度重なる試練を乗り越えた。税関の人に、👍ってやられてぼくも満面の笑みで👍をしたら、そうじゃなくて親指の指紋を取るから専用の機械に当てろって言う意味だった。猛烈に恥ずかしい思いをした。そして、なんとか税関を抜けた。語学学校のお迎えサービスを頼んでいたのでその人を探した。ただ、全く見つからない。さすがに焦る。スマホも使えない。誰とも連絡が取れない。ただ、ひたすらにうろうろしていた。30分ほど遅れてようやく見つけられた。そこで、トロントライフを共にする2人の変人に出会った。この2人との思い出はたくさんあるので追々書きたい。

 

そして、ホームステイ先に着いた。ホームステイ先はフィリピン系のお母さんとおじいちゃん。カナディアンのお父さん。そして、子供が2人。そんな家族に暖かく迎えてもらった。周りの話を聞く限りぼくのホームステイ先は非常に当たりだった。お父さん全く話し掛けてくれんかったけど。唯一、話し掛けてくれたのはiPhoneの新作のCMを見たときに、「iPhoneの新作らしいぞ。これ、買うつもりある?」って聞かれたくらいしか覚えてない。

あとは、低くての太い大きな声で「Lunch」と「Dinner」ってぼくの部屋まで聞こえるように叫んでたくらい。その時の、声のトーンで大体その日のメニューが好きなのか嫌いなのかわかるくらいにわかりやすい人だった。

 

トロント生活の初日は夕方ごろに家に着き、なんか知らない人とかがいる中でパーティーをしてカナダの国民的スポーツのアイスホッケーの開幕戦だったらしく、何にもわからないままテレビで約2時間一緒に観戦した。めちゃくちゃ寝不足で寝たかったけど、時差ボケにならないために起きてなきゃダメだよ!って言われたから頑張って見てたけどあれ以来アイスホッケーは見ていない。

 

次回、第三話 「語学学校編」でお会いしましょう。

ありがとうございました。